飲料自動販売機問題についての検討の経緯

1993年(平成5年)

9月 NGO「21世紀の環境と文明を考える会」(以下「考える会」)の設立。
(本稿では、「制度部会」以外の活動については省略する)

1997年(平成9年)

2月 加藤代表が会報「環境と文明」誌上で制度部会の立ち上げを呼び掛け。
6月 9日 制度部会発足。第1回会合(於 労働スクエア東京)
憲法、税制など、本部会が検討すべき「制度」問題とは何かを議論。
7月14日 第2回会合(於 労働スクエア東京)
部会の趣旨、テーマ、進め方などについてフリートーキング。
8月18日 第3回会合(於 (社)全国浄化槽団体連合会会議室)
前回に続いてフリートーキング。制度・政策を提言するということに一同合意。次回までに、基本理念や検討すべき個別分野についての案をアンケートで募集。
9月29日 第4回会合(於 労働スクエア東京)
アンケートをもとに議論。廃棄物、自動販売機、交通、遺伝子組換食品など個別の問題が話題に上がる。
10月21日 第5回会合(於 環境パートナーシップオフィス会議室)
自動販売機、電磁波(携帯電話など)の問題について部会員より報告があり、これについて議論。
11月21日 第6回会合(於 労働スクエア東京)
自動販売機、電磁波、環境ホルモン、化学物質過敏症について部会員より報告があり、これについて議論。自動販売機の問題が興味深いということで、調査を続けることに合意。アンケートで意見を募集。
12月17日 第7回会合(於 労働スクエア東京)
アンケートをもとに自販機問題の概要を整理。

1998年(平成10年)

1月16日 第8回会合(於 労働スクエア東京)
1月19-23日 第3回日米合同ハワイセミナー(「考える会」とアメリカのCenter for a Sustainable Future、Ecosystem Engineeringの共催、於 ハワイ大学東西センター)
自販機問題に関する制度部会の調査結果を発表。日本での自販機の普及の実態に、アメリカ本土とハワイの参加者も驚く。
2月 会報「環境と文明」で「自動販売機を考えてみよう」を特集。自販機問題に関する制度部会の調査結果などを掲載。
第9回会合(於 労働スクエア東京)
2月23日 ハワイセミナーでの反応、自販機の環境負荷と必需度、問題点の整理について報告。
3月16日 第10回会合(於 労働スクエア東京)
自販機の契約内容などの報告をもとに議論。
4月14日 第11回会合(於 労働スクエア東京)
4月 会報「環境と文明」で「自動販売機を考えてみよう(2)」を特集。
4月23日 「公共施設における自動販売機の取扱いに関する基本方針」について調査。(於 豊田市)
5月14日 ポイ捨て防止条例とソーラー自販機の実験について調査。(於 横浜市)
5月18日 第12回会合(於 労働スクエア東京)
豊田市および横浜市における自販機対策の調査結果について議論。
5月 会報「環境と文明」で「自動販売機を考えてみよう(3)」を特集。
6月24日 第13回会合(於 労働スクエア東京)
制度部会として自販機のモデル条例を提案することに合意。
6月 雑誌「資源環境対策」に「あふれる飲料自動販売機から見えてくるもの」という表題で制度部会の調査の成果を投稿(9月号に掲載)
7月22日 第14回会合(於 渋谷区勤労福祉会館)
モデル条例に盛り込むべき内容を議論。
7月30日 自販機の解体・処理の現場を見学。(於 群馬県下の廃棄物処理業者)
8月19日 第15回会合(於 労働スクエア東京) 他の自治体のポイ捨て防止条例や各部会員からの調査報告などを参考に、モデル条例に盛り込むべき内容を議論。
9月10日 第16回会合(於 労働スクエア東京)
10月6日 第17回会合(於 労働スクエア東京)
11月4日 第18回会合(於 労働スクエア東京)
11月14日 毎日新聞に自販機問題と制度部会の取り組みが取り上げられる。
11月28日 「考える会」第3回全国交流大会(於 労働スクエア東京)
第1分科会「飲料自販機問題への提案」において、「飲料自動販売機の適正な設置、管理及び利用に関する条例のモデル(案)」を発表し、参加者一同で議論。
12月 2日 日刊工業新聞に全国交流大会の第1分科会(自販機問題)の議論が紹介される。
12月17日 第19回会合(於 労働スクエア東京)
これ以降、全国交流大会の参加者から提出された意見を参考に「条例のモデル(案)」を修正し、「飲料自動販売機の適正な設置、管理、運営及び利用に関する条例のモデル」を完成。

1999年(平成11年)

1月 「自販機条例のモデル」発表。環境問題に熱心に取組む自治体に送付。