東北復興応援ワークショップ ~三陸地域~

話題提供2「地域復興の7つの条件」
結城 登美雄 民族研究家

結城登美雄 民族研究家写真①

内藤先生のお話を伺って、大体お話しすることはなくなってしまったなと感じている。この1年つきつけられるように様々なことを考えて過ごしてきたが、深く心に印象に残るお話だった。ただ、本当にそのような社会を実現するには、私たちの心に刻まれて刷り込まれた遺伝子が抵抗するだろうとも感じた。内藤先生がおっしゃったような、持続可能な社会に向けた道筋は、一人ひとり真剣になって自分たちが実現しなければいけないと感じた。

東北には過疎地とか限界集落と呼ばれる農山村漁村が多く点在する。私は、そういった地域を100か所以上訪ねて、そこに生活する3000人ほどのお年寄りのお話を聞いてきた。あまりに多くの人々に話を聞いたため、膨大なメモが残り整理しきれないほどである。

結城登美雄 民族研究家写真②

今日、「地域復興の7つの条件」という大げさなタイトルを付けた理由として、大都市であろうと小都市であろうと20人程度が生活する集落であろうと、人が生きる場所というものはどういうものが大切なのか何か。それを教えてくれたのは、「どこにも行き場所がなく残っているのだろう」と思われているお年寄りたちが私に話してくれたことであった。その条件を整理していくと、私の理解では少なくとも7つが挙げられた。

 >>東北復興応援ワークショップ第一回全容(PDF/941KB)は、こちら


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