東北復興応援ワークショップ ~三陸地域~

話題提供3「『リオ+20』の結果と課題」
加藤 三郎 環境文明21共同代表

加藤 三郎 環境文明21共同代表

20世紀後半に入って、1960年代から世界の人口増加や経済活動の拡大が指摘され、当時、特に問題になったのが海洋性、酸性雨、オゾン層の破壊、森林減少である。これらの問題に対処するため、酸性雨に苦しんでいたスウェーデンが呼びかけ人となり、1972年6月にストックホルムで国連会議が開かれた。このときは各国の大臣クラスが会議に参加した。人間環境宣言だけでなく、国連に環境庁(UNEP)を設置することが決まり、同年にUNEPが設置された。

1970年代から80年代にかけて、先進国・途上国ともに経済が発展し、今、我々が問題にしているようなことが出てきた。温暖化や生物の多様性など、これらはストックホルムでは取り上げられていないことであった。この原因は何なのか、誰が率先して対策を行うべきなのかといったことで、先進国・途上国の対立が生まれた。その論争を経て、ストックホルムから20年経った1992年、リオで国連地球環境開発会議を開こうということになり、総理大臣・首相クラスの話し合いが行われた。文字通り地球サミットという形になったわけである。

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