東北復興応援ワークショップ ~三陸地域~

話題提供3「市民・行政をどう巻き込むか ~長野県飯田市の事例から~」
小林 敏昭  長野県飯田市水道業務 課長

小林 敏昭  長野県飯田市水道業務 課長

私は一自治体の職員で、今回与えられた「市民行政をどう巻き込むか」というテーマで、誰が市民・行政を巻き込むのかと考えたときに、今回の顔ぶれをコノヱさんに聞き年齢、職業を見て自分では絞り込んできたつもりだ。私も飯田市の市民であるし、行政側の人間なので、そんな切り口でお話したいと思う。 飯田市は南アルプス、伊那山地、天竜川があり、10万人の飯田市があり、周辺の町村も含めると17万くらいの文化圏、経済圏があるところである。諏訪から降りて南からは伊那山のトンネルを抜けると町が広がっている。

飯田市は、人口10万6000人、標高は500メートル。陸前高田は50メートルと出ていた。日照時間は長く、少し前におひさま進歩エネルギーの原さんが展開している太陽光ビジネスにおいて2120時間という日照時間の長さに裏付けられている。森林面積84%で山がほとんどで、東に南アルプス、西に中央アルプスと山に囲まれた穏やかな地域である。

昨日は高速バスで4時間かかって東京まで出てきた。2027年には東京―名古屋間が時速500キロのリニア新幹線で結ばれ、飯田市も中間駅になるとのことだ。

山田先生の方からは答えをどう求めるかということだったが、私の今日のお話は答えではなく、問題提起だと考えている。私の名刺は通常の半分のサイズだが、コミュニケーションのツールとして、ありったけの考えと思いをこの中に含んでいるつもりである。たかだか半分だが、これだけ伝わるということを感じてほしいと思う。私は行政の中の人間なので、行政の経歴を示した。環境というセクションに関わったことによって公の部分ではない、私のプライベートな部分での環境というのが非常に大きくなって、それからこだわり続けている。

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