日本の八つの知恵

調和を大切にする

調和を大切にし、家や地域などの存続を重視していた
イラスト 調和を大切にする
高月 紘さん
illustration : copyright (c) Hiroshi takatsuki

米を常食とする日本では、田んぼを中心とする村での集団生活が行われてきました。安定した集団生活を行うために、お互いを思いやり調和を保つことが大切なこととされていました。また江戸時代には大家を中心とする長屋というコミュニティがあったり、民間で消防組織がつくられたりと、個人の暮らしを安定して続けるために、集団で協調して生きていく知恵がいかされていました。

今でも知恵がいきている!

みんなでつくるエコビレッジ「小舟木エコ村」
持続可能なライフスタイルを実践する「エコビレッジ運動」が世界中で広がってきています。日本でのエコビレッジの取り組みとして、滋賀県近江八幡市で、「小舟木エコ村」の開発がすすんでいます。小舟木エコ村では、近江八幡市の主な産業である「農」を切り口に計画がすすめられ、働きながら無理せずに農的暮らしを実践できるようになっています。住む人がともに考え、学び、楽しみながら持続可能な生活をつくりだしていく場として、今後の動きが注目されています。いま30代の若いファミリーを中心に幅広い世代にわたる約80世帯が住んでいて、すでに菜園を中心に、3世代にわたる交流が始まっているそうです。

これも知恵だったりする?

  • お互いさま、という言葉。
  • 飲み会での「ワリカン」。
  • 甲子園で盛り上がるなど、郷土愛が強い。

知恵をあらわすキーワード

  • 「和を以って貴しとし、忤う(さからう)こと無きを旨とせよ。」(17条憲法)
  • 江戸時代の長屋にあった大家制度
  • 江戸時代の民間の消防組織「四十八組」

いただいたご意見

みなさんの意見を募集しています。
この知恵について、ご意見をお待ちしております!

      NPO法人環境文明21   info@kanbun.org


Copyright (C) 2009 Japan Association of Environment and Society for the 21st Century & NOHTOMI Laboratory of WASEDA University.
All Rights Reserved.