米を常食とする日本では、田んぼを中心とする村での集団生活が行われてきました。安定した集団生活を行うために、お互いを思いやり調和を保つことが大切なこととされていました。また江戸時代には大家を中心とする長屋というコミュニティがあったり、民間で消防組織がつくられたりと、個人の暮らしを安定して続けるために、集団で協調して生きていく知恵がいかされていました。
みんなでつくるエコビレッジ「小舟木エコ村」
持続可能なライフスタイルを実践する「エコビレッジ運動」が世界中で広がってきています。日本でのエコビレッジの取り組みとして、滋賀県近江八幡市で、「小舟木エコ村」の開発がすすんでいます。小舟木エコ村では、近江八幡市の主な産業である「農」を切り口に計画がすすめられ、働きながら無理せずに農的暮らしを実践できるようになっています。住む人がともに考え、学び、楽しみながら持続可能な生活をつくりだしていく場として、今後の動きが注目されています。いま30代の若いファミリーを中心に幅広い世代にわたる約80世帯が住んでいて、すでに菜園を中心に、3世代にわたる交流が始まっているそうです。
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