代表挨拶

本会の前身である「21世紀の環境と文明を考える会」は1993年9月に川崎市で生まれました。地球環境の悪化とその原因を考えると、21世紀の文明は、とうてい20世紀の延長ではあり得ず、根底から変えていく必要があるという基本認識からこの会を組織し、友人・知人を中心に参加を呼びかけました。当初150名ほどだった会員が、今では約600人となっています。

「根底からの変革を要す」といっても、当初はどこから手をつけ、何をすべきかが明瞭に見えたわけではありません。 手探りの遅々たる歩みでしたが、会の方向性を以下の3つに大きく整理し、現在も、基本的にはこの線上に立って活動しています。

会の方向性

  1. 地球の有限性と環境の破壊とが明確になってきた今、人が生き、経済活動をする上で何が重要かの尺度である価値観を再構築すること
  2. その価値観を反映して現在の制度のどこをどう変えるべきかを検討し、提言することを主体とすること
  3. 環境の世紀に必要な技術の革新を応援すること

その大きな流れに沿って、最近は、日本の伝統的な知恵を激動の21世紀の暮らしや企業活動に活かす方法、持続可能な環境文明のあり方の探求、環境と経済の統合、とくに「環境力」ある経営者の発掘、憲法への「環境原則」の導入、企業における環境経営への支援などのプロジェクトを実施しています。

現在、日本にNGOはたくさんありますが、価値観や制度の変換を目指して継続的に活動している団体は少なく、ユニークな存在であると自負しています。 なお、本会は、平成11年10月、NPO法人として認証され、これに伴い名称も「環境文明21」(正式名称:特定非営利活動法人環境文明二十一)となり、現在は、東京都大田区田園調布に事務所(株式会社環境文明研究所内)を置いています。

本会の活動にご関心のある方は、下記事務局までご連絡下さい。皆様のご参加をお待ちしています。

平成22年1月1日
特定非営利活動法人 環境文明二十一
共同代表 加藤 三郎


温暖化をはじめとする環境問題はますます深刻化しています。それと同じように、人間・社会も崩壊の道をたどっているような気がします。

「環境」は、私たちすべての生命と人間活動の基盤です。しかし、環境問題だけを解決すれば、皆が幸せに暮らせる社会になるとは言えません。全ての生命の源である「環境」を大切にしながら、一人ひとりが生きることの喜びを感じられる社会、自立した個人が互いに認め合い、つながりあっている社会、そんな社会を創り上げていくことが、環境文明21の目標です。

そのため、特定の環境問題だけでなく、それらの根底にある価値観や社会・経済のあり方という本質的で長期的な課題に焦点を当てた調査研究とそれをベースにした政策提言が主な活動です。

活動が見えにくく、すぐに成果を出すことも難しい活動です。しかし、こうした地道でも本質的な活動こそが、これからの持続可能な日本と世界を作る上で必要なことだと考えています。大きな変革の時です。是非、皆さんも私たちと一緒に『社会を変える』ことに挑戦してみませんか。

平成22年1月1日
特定非営利活動法人 環境文明二十一
共同代表 藤村コノヱ



『設立後、初めての元日(創立当時のメンバーにて)』

設立趣意書

 

21世紀に向けての主要な環境問題が、経済、社会、文化、ライフスタイルなどいわば文明のあり方と密接に関係しているとの認識のもと、環境と文明の関係について幅広く調査研究し、わが国のみならず世界の環境の質の維持、向上に資する新たな文明のあり方を探求することを目的として平成5年9月に「21世紀の環境と文明を考える会」を任意団体として設立した。以降、環境と文明との関係に関する調査研究、会報の発行、会員同士の交流集会の開催、環境と文明に関するワークショップの開催、調査研究の成果および会の考え方の海外に向けての発信等の活動を行ってきた。

この度は、特定非営利活動促進法の施行に鑑み、これまでの活動を引き継ぎ更に発展させるため、環境の保全に寄与することを目的として環境問題に関する政策提言、調査研究、普及啓発、交流等の事業を行う特定非営利活動法人環境文明二十一を設立することとした。

平成11年7月16日
特定非営利活動法人環境文明二十一
設立代表者 加藤 三郎