大賞の背景

近年、地球環境問題は深刻さを増し、私たちの生活環境も悪化を続けています。このような状況を食い止め、未来へと続く持続可能な社会を構築していくためには、個人や行政のみならず、企業が果たす役割への期待も大きくなっています。

「経営者『環境力』大賞」は、より多くの企業の環境対策を推進し、産業界全体の「環境力」を底上げしていくことを目指して2008年に創設されました。「環境力」ある中小・中堅企業経営者を全国から募集し、その企業経営に対する思いや考え方、事業活動を多くの方に知っていただくため毎年実施している顕彰制度であり、環境文明21の会報、ウェブサイト、さらには日刊工業新聞社等の紙面にてご紹介してきました。これまでに83名の経営者に大賞を授与し、次回で15回を迎えます。

経済と環境、社会の一体化をめざしてご活躍の経営者の皆様のご応募を心よりお待ちしております。


【21世紀の社会をリードする経営者の資質】

  1. 情報を公開し、公正な競争に率先して取り組む勇気
  2. 100年先を見通した中長期的な企業価値を設定し、その価値を浸透させる情熱と達成する戦略性
  3. 国内外の時代の潮流を洞察し、先取りする力
  4. 他社とも協働して、社会に対する責任を果たそうとする意志
  5. 地域社会との交流を大切にし、その伝統や文化を尊重する意思
  6. 経済と環境を一体化しようとする意志
  7. 働くことの価値を認め、自社で働く全ての人々の働く意欲を高める力
  8. 事業を大きくしすぎない勇気
  9. 科学を理解し、経営に活かす力
  10. 技術やサービスの動向を常に把握し、経営の発展に繋げる力
  11. 人知の及ばない大いなるものへの畏敬の念
  12. NPOを含む全てのステークホルダーとコミュニケーションをとる力

環境力とは

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