環境文明21とは

活動開始の経緯

当会の前身である「21世紀の環境と文明を考える会」は、21世紀に向けての主要な環境問題が、経済、社会、ライフスタイルなどいわば文明のあり方と密接に関係しているとの認識のもと、環境と文明の関係について幅広く調査研究し、わが国のみならず世界の環境の質の維持、向上に資する新たな文明のあり方を探求することを目的として1993年9月に発足しました。

その後、1999年10月に、「21世紀の環境と文明を考える会」は、特定非営利活動促進法(NPO法)に基づく法人格を取得し、これを機に団体の名称を「環境文明21」と改めました。

環境文明21のめざすもの

環境への負荷が少なく、人々が心豊かに生きられる持続可能な環境文明社会の構築は、21世紀の世界的な最重要課題です。その実現のためには、価値観や制度的枠組みを含め、社会全体のあり様を市民や企業と一緒に全面的に変えていくことが求められています。

環境文明21では、さまざまな切り口からそれらを追求するため、政策提言、調査研究、普及啓発、交流などに精力的に取り組んでいます。

なぜ文明なの?

地球温暖化をはじめとする環境問題が深刻さを増し、社会・経済面でも、私たちを取り巻く環境は悪化の一途を辿っています。市民の間でも将来を危惧する声が高まり、様々な取り組みが行われていますが、社会の悪化を止め、明るい未来を確かなものとするにはいたっていません。

化石燃料を経済社会の強力な駆動力としてきた、20世紀型文明が生み出した”文明の病い”に対処するには、もはや、小手先の対応は通用しません。便利さ、物の豊かさのみを追い求めたこれまでのライフスタイル、そうした欲求を満たしてきた大量生産・消費・廃棄の現在の社会経済システムそのものを根底から転換しない限り、私たちに明るい未来はないのです。 次世代に人が生きるに足る豊かな環境を引き継ぐために、21世紀の「環境の世紀」にふさわしい新たな文明のあり方を探求し、持続可能な社会を構築していくことが、今、私たちに求められているのです。

環境文明21の活動の4本柱

環境文明21は調査研究、政策提言、普及・教育、交流を活動の4本柱としています。

これらの活動を進めることで、政策提言力を磨き、新しい価値や制度を提案し、環境力をともに鍛えます。そして市民・企業・行政とともに持続可能な環境文明社会を創ります!

調査研究、政策提言、普及・教育、交流