持続可能な地域社会づくりのための
「グリーンジョブの見える化」

環境文明21が唱えるグリーン経済(以下、グリーン経済)とは、経済と環境が一体化し、人間社会が生き生きと脈動する「持続可能な社会」を支える経済と位置付けています。そのグリーン経済の下では、環境のためにとった措置が経済にも人間が生きる社会にも役に立ち、また逆に経済のためにとった措置が環境にも良い施策、事業、企業活動、そして人々のライフスタイルにつながる。本活動で検討するグリーンジョブは、このグリーン経済のための重要な要素であるといえます。

本活動は「持続可能な地域社会づくりのための「グリーンジョブの見える化」として、グリーンジョブの定義化・見える化を図ることにより、グリーンジョブの普及および新たな創出につなげることを目的としています。

なお、本事業は日本郵便株式会社平成25年度年賀寄付金助成を受けて実施いたしました。


部会でのグリーンジョブの定義・要素の整理

月1回の部会での検討により、環境に配慮したグリーンジョブの定義および要素について検討し整理するとともに、実際に幾つかの対象地域で調査を行い環境資源を活かしたグリーンジョブの考え方・事例を抽出し整理しました。

 >>部会によるグリーンジョブの定義と要素のまとめ(PDF/178KB)

各対象地域でのケーススタディ

「グリーンジョブの見える化」のケーススタディとして、以下の地域を対象とした現地調査を行いました。千葉県九十九里町では、地域特有の資源からグリーンジョブの可能性を検討すると共に、グリーンジョブ実現の課題等を整理し、解決策を検討しました。長野県伊那市長谷地域では、当会がこれまでグリーンジョブの一つといえるエコツアー等を開催してきたことから、それをグリーンジョブにするための方策や課題、経済的・社会的効果などについて現地の人と検討しました。その他に、滋賀県高島市針江区の水をテーマにした地域の取り組みについても調査を行いました。

 >>千葉県九十九里およびその周辺地域の特性から考えられるグリーンジョブ(PDF/422KB)

 >>長野県伊那市における自然と歴史文化を利用したエコツアー(PDF/3891KB)

 >>滋賀県高島市針江区の水をテーマにした地域の取り組み(PDF/219KB)