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  • 平成25年度(2013年度)「憲法には『環境権』ではなく『環境原則』を!!」

緊急提案
憲法には、『環境権』でなく『環境原則』を!!

私たちNPO法人環境文明21は、かねてより、気候変動の激化、生物多様性の喪失など、地球環境の急速な悪化や、グローバル経済化における各種格差の深刻化などにより、人類社会の持続性が保てなくなることを憂慮してきました。 そして、この問題に対して、日本の政治が、より真摯に、かつ継続的に取り組むことを強く求めてきました。


併せて、わが国の憲法を見ると、「環境」についての言及は皆無であり、地球環境時代と言われる21世紀の憲法としては甚だ不十分であると考え、私たちは独自の憲法改正案として、憲法に「環境原則」を導入すべきことを主張し、具体的な条文案を提案してきました。(http://bit.ly/11MJ2pS参照)


4月9日付の報道(毎日新聞)によると、菅官房長官は、8日の記者会見において、憲法改正のポイントとして「環境権」などを追加するのは自然ではないかと述べておられたようです。

しかし、現在の環境問題とそれに関わる社会の持続性確保の重大性を考えると、単に「環境権」に留まらず、より広い視点から人類社会の持続性を確保するための原則(私たちの言う「環境原則」)をも考慮した改正が必要であると考えます。

そこで、私たちは、憲法に「環境原則」を加えることを改めて提案するものです。

NPO法人環境文明 共同代表
加藤三郎、藤村コノヱ


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