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  • 平成23年度(2011年度)「インターン生特設ページ 2011エコツアー in 長谷 活動報告」

エコツアー当日報告~2011年9月17・18日~

一日目

~稲刈り~

実る稲穂

9月17-18日の二日間、インターン生の前半の主な仕事であるエコツアー本番を迎えた。下見を終えてからこの一ヵ月半の間にエコツアーのチラシ作り、ホームページやその他サイトでの告知、また今年初めての開催となる三峰川発電所の見学についての準備とミニワークショップ「再生可能な自然エネルギー」についての準備など事務所の方に丁寧に教えていただいたこともあり、大きな失敗などもなく、この日のためにやるべきことはやってきたと思う。

稲刈り

茅野駅で現地集合した後マイクロバスで中尾座へ。ここで着替えを済ませ、中村田んぼでの稲刈りを行った。

途中少し雨に降られてしまったが、参加した方々は慣れた手つきで稲を刈っていて大きな怪我などもなく、予定通りに四隅を刈り終えて稲を干すところまでできた。

~三峰川発電所見学~

小休憩を中尾座で取り、徒歩で三峰川発電所へ。

道中は長谷の豊かな自然に触れながら参加者同士和気藹々と散策を楽しんだ。

発電所内部

この日は主に第一発電所、第三発電所を見学した。

三峰川発電所は小水力事業を推進していて、従来の水力発電のCO2排出量が少ないクリーンエネルギーであること、繰り返し使用可能な再生可能エネルギーであることなどに加え、小水力発電は建設時の環境負荷が少なく、短期間で設置できることなどがあげられる。

発電した電気は中部電力などに売却し、一部は中村田んぼを含む地元農業用水などにも使用されている。

見学後は宿泊施設である入野屋へ向かい、休憩後に夕食・懇親会を行った。夕食では長谷の地元の味を堪能しつつ、一人ずつ自己紹介をしていった。また、この日の夕食に長谷市所長の中山さんが合流してくださり、長谷の歴史から中山集落発電所での用水発電など とても興味深いことをお話してくださった。

二日目

~ミニワークショップ「再生可能な自然エネルギー」~

そこでは朝早くから下見でお世話になった小松さんを初めとする食文化研究会の皆様が今日の郷土料理体験のために準備をしてくださっていた。これをみてこの後のミニワークショップではよりいっそう頑張って討論し、お腹をすかせようと言う気持ちも強まったのではないかと思う。

今年のミニワークショップは「再生可能な自然エネルギー」というテーマで行い、インターン生で用意した日本の再生可能なエネルギーの現状と普及についての資料と地元有賀さんの太陽光発電の資料、田んぼ管理人の中村さんの南アルプス仙丈ケ岳避難小屋の方向性などの資料を基に話し合いを行った。

また、今後の環境文明21の役割についても議論がなされて、環境文明21では「2030年環境文明社会」の提言を行っているが、それの具体化のためには人と人とのコミュニケーションすなわち「地縁」(知縁)のつながりが必要との意見が出た。

さらに、世代を超えたリーダーシップや話し合いの場が必要であり、いずれにしても若者への期待が大きいということが分かった。

~郷土料理づくり~ 

この後待ちに待った郷土料理作りを行い、参加者全員で力を合わせて料理作りを行った。主に食文化研究会の方々にご指導していただき、長谷の方々の温かみを感じながら、楽しみながら作って、おいしい料理をいただくことができた。

~ざんざ節体験~

食事の休憩後小松さんによる「ざんざ節」の講習会が行われ、毎年参加している方々も苦戦していてなかなか難しいものだった。その後インターン生による「大根踊り」なるものが行われ、突然だったが参加者の方々も踊ってくださり、無事にエコツアーを締めくくることができたのではないかと思う。

このように、エコツアーはたくさんの方々に支えられて運営できていることを改めて実感し地元の皆さんの温かい心をいただけたことにとても感謝している。


新聞に掲載していただきました。2011年9月19日付長野日報


最終報告~お米の発送~

三峰川発電所について

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