持続可能な社会に向けた環境教育・環境学習とは何か?

私たちはこれまで大量のモノに囲まれ、さらに新しいモノを求め、少し古くなったモノ は惜しげもなく捨てるといった生活を繰り返してきました。しかし、将来の世代のために は、こうした大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会のあり方を見直さなければなりません。

そのためには、家庭、学校、企業、地域社会などにおける日常生活や業務の中で、今日 の様々な環境問題の状況を理解し、その要因を自らの暮らしや活動、さらには自身の価値 観や社会経済活動のあり方と関連づけて捉え、持続可能な社会に向けて選択・行動・参画 できる人材を育成する教育・学習活動が必要です。

こうした教育・学習活動の全てを「持続可能な社会に向けた環境教育・環境学習」と私 たちは考えています。


持続可能な社会とは?

「環境」「経済」「人間・社会」のバランスがとれた社会。すなわち、有限な地球環境の中で、 環境負荷を最小にとどめ、資源の循環を図りながら、地球生態系を維持できる持続可能な社会であること。

また、社会経済システムにおいて、費用と便益のバランスが取れた状態にあり、 市場経済においても長期的な視点が重視され、長期的なコスト負担も厭わない社会であること。

さらに、人間・社会という観点からは、一人ひとりの市民が自立し、健康で文化的な生活を営む だけでなく、自然・次世代・他の地域などとの関連性を持ち、多様な豊かさを実感できる市民 社会であること。

(NPO法人環境文明21資料より)


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