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  環境教育・環境学習推進法をつくろう!メールマガジン
                              創刊号 第1号 2002/12/25
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┃=みんなが当たり前のように環境について学べたらいいですよね=(^。^)/
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≪もくじ≫
★1 リレーエッセイ(1) 「人類が地球によって滅ぼされないために」
★2 「活動状況」
★3 イベント報告 「ライフスタイル見直しフォーラム2002」
★4 「お知らせ」
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★1 リレーエッセイ(1) 「人類が地球によって滅ぼされないために」 愛知和男
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『地球を救おう』というキャッチフレーズをよく目にするが、私は『人間を救おう』とすべきであるとかねがね思っている。地球を救うなどという考えは、人間の驕りそのものの現れであると思う。地球は、微妙なバランスの上に成り立っている。人間以外の生き物は、すべてこのバランスのなかで生きているが、人間だけがバランスを崩している。その結果が環境問題として現れているのであるが、私はいつまでも地球がこんなことを許しておく訳はないと思う。地球はバランスを回復するために人間をきつく懲らしめる時が必ず来ると思うものである。どのような手段かはわからないが、例えば気候不順による各種の被害は、その一つの現れと解釈できるのではないか。

人間が地球によって滅ぼされないようになんとかしなければばらない。人間の知恵のだしどころであろう。なにしろ万物の霊長なのだから。 ではどうしたらいいか。人間の生き方を地球が気に入るようなものにしなければならないということである。それには教育しかない。環境教育の必要性である。 一刻も早く環境教育を強化して人間の生き方を地球が気に入ってもらえるものにしなければならない。

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*愛知 和男(あいち かずお)
環境教育・環境学習推進法をつくろう!推進協議会 会長
(社)日本ナショナル・トラスト協会会長、元環境庁長官

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★2 「活動状況」
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現在、本協議会には、(1)法制化対応グループ、(2)シンポジウム企画グループ、(3)広報グループの3つのワーキング・グループが設置され、法律の成立に向けて活動を展開しています。以下に、現在の活動状況をまとめました。

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◆法制化対応グループ

与党三党は「環境教育推進に関する小委員会」を設置し、11月から週1回のペースで勉強会を開催しています。

この勉強会には、当協議会の愛知和男会長がオブザーバーとして参加、藤村コノヱ事務局長は愛知会長の秘書の形で参加しています。 現時点では発言の機会はなく、傍聴のみです。以下に、これまでの勉強会の概要をまとめました。

(※【括弧】内は開催月日)

【11/13】

与党三党の事前打ち合わせが行われた。小委員会として勉強会を開始してはどうかとの提案あり。

【11/19】

与党三党勉強会第1回会合が開催され、与党環境政策に関するプロジェクトチームの中に「環境教育推進に関する小委員会」を設置する旨決定された。委員長は鈴木恒夫議員、世話役として田端正弘議員、その他10名ほどの議員で発足された。

【11/26】

環境省よりの説明と質疑応答。「環境省が考える環境の範囲が狭すぎるのではないか。日本全体で環境教育として何を行っているか体系的な説明が欲しい」「自然環境教育に偏りすぎている」「文部科学省との連携は続いているのか」「温暖化など、ライフスタイルを変えることがもとめられているが、その変革に結びつくような環境教育が必要」というような厳しい意見が出された。持続可能な社会を創るという大きな目標と、その有効な手段としての環境教育や環境保全活動が分離していて、何のために環境教育や環境保全活動をやるのかが不明確な説明であり、役所の縦割りを痛感させられた。

【12/4】

文部科学省よりの説明と質疑応答。「どのような人間が教員の養成を行うのか。誰が担当するのかは大きな課題」「環境の動きは速いが、こうした内容はあるルールに沿って、どの段階でどのようなことを学ぶというような枠組みはあるのか。思いつきでやっているように見える」「トータルに、義務教育で、全ての環境をテーマに、どこまでやるかの戦略、大枠が必要」という厳しい意見が前回に続き出された。特に、教員の養成や、現状では体系的に行われていないという私達の考えている問題点が明確になるやり取りで、文部科学省から納得のいく回答はなかった。今日の説明で文部科学省が本気で環境教育をやっていると説得された議員はいないように思う。

▼コノヱのつぶやき

現時点では役所の話を聞くことで進んでいますが、早く私たちにも発言の機会が与えられるようサイドから働きかけているところです。それにしても、「あれもこれもやっています」という趣旨の役所の説明をただひたすら聞いているのは、おしゃべりな私にとっては「無言の行」のような感じです。と同時に、NGO・NPOに対する認識はまだまだ低いんだなぁと痛感させられています。でも頑張りましょうね。(コ)

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◆シンポジウム企画グループ

各回毎にテーマを決めてスピーカーをお招きする勉強会を準備中です。年明けから、月1回のペースで開催していきたいと思っています。テーマやスピーカーなど詳細が決まり次第、みなさまにご案内させていただきます。

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◆広報グループ

「環境教育・環境学習推進法をつくろう!メールマガジン」を無事創刊することができて、ひとまず、ほっとしています。目下、ホームページ「GO!環境教育!-持続可能な社会に向けて-」の開設に向けて準備を進めているところです。

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★3 イベント報告 「ライフスタイル見直しフォーラム2002」
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11月23日から25日にかけて、新宿パークタワーにて『ライフスタイル見直しフォーラム2002』が開かれました(主催は同フォーラム実行委員会)。われわれ推進協議会は、NPO環境文明21と共同で、24日(日)の午後、課題別フォーラムとして『環境教育・環境学習推進法をつくろう!-どうすれば環境がよくなるだろう?-』を開催しました。

当日は、推進協議会メンバーの君島俊克さん、石井誠治さん、工藤泰子さんの3人から、それぞれ学校、企業、市民の立場で取り組んでいる環境教育の現状や課題について 報告がありました。

グループ討論では、「現在の学校教育は知識偏重型であり、専門性や指導時間が十分でない。環境教育を正規科目として認めることが必要」「企業も地域の環境リーダーを育てる役割を担うことができる」「行政レベルでの環境教育の知見が市民に十分届いていないため、市民団体が目指す環境教育のベクトルがばらばらになっている」など、活発な意見が出されました。

最後に、推進協議会メンバーの村杉幸子さんから、推進法の成立を目指して今後も活動を粘り強く続けていくことが呼び掛けられ、盛況のうちに閉会しました。

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★4 「お知らせ」
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次回会合のお知らせ
 【日時】 1月17日(金)午後6時30分~9時
 【場所】 東京都南部労政会館 第3会議室
      東京都品川区大崎一丁目11-1
      (JR大崎駅大崎駅徒歩3分)
  ※本協議会の会員であれば、どなたでもご参加いただけます。
   まだ会員になってない方も一度のぞきに来てみませんか?
  ※会場がわからない場合、事務局までご連絡ください。
    FAXにて地図をお送り致します。
    または、以下の地図をご参照ください。
http://map.yahoo.co.jp/pl?la=0&sc=2&nl=35.37.0.458&el=139.44.3.650&CE.x=187&CE.y=329

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◇編集・発行◇
環境教育・環境学習推進法をつくろう!推進協議会 広報グループ
 *E-mail:info@kanbun.org
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